現地のものを買おう

現地のものを買おう 旅行のノウハウ

海外へ行くと、必ず(と言っていいほど)コンビニエンスストアやスーパーマーケットに立ち寄ります。韓国、香港、台湾の都会部分には、日本と同じようにコンビニエンスストアも点在していて、何かと便利です。
また、大きいショッピングモールやスーパーマーケットに行くと、欲しいものが安く手に入ることもあり重宝するほか、その国ならではの食べ物(お菓子)等を見つけることができます。
いつもそこで買うものは・・・
水ビールなど飲みもの、お菓子、お土産などなど。
ここでは、現地での買い物のちょっとしたアドバイスをお伝えします。

買う

水(ミネラルウォーター)

水を買う

海外へ行った場合、水(ペットボトル入り)は必需品です。
散策、観光に持ち歩いたり、ホテルの部屋で飲む場合など。
海外のほとんどのホテルの水道水は飲めません! 
場所によっては、ホテルの水道の水が濁っていたり、臭かったり・・・なので、うがいや歯磨きもしにくい場合もあります。
また、ごく一部を除き、レストランでは日本のように「お冷(水)」は出てきません。レストランで水を頼んでも有料です。
ペットボトル入りの水は、観光地の売店やホテルで買うと高いので、いつもスーパーマーケットで調達しています。

まおこんの場合
ホテルに宿泊する日数や、水が買えるスーパーマーケットやコンビニエンスストアの有無の状況によってさまざまですが、
✔ 1泊のみの場合…500mlのボトル1~2本購入。
✔ 2泊以上の場合…1リットル以上の水を数本購入。飲み切らなかった分は、部屋の冷蔵庫に保存して外出。500mlのボトルにも適宜補充して持ち歩いたりします。

※中~高級ホテルの場合、部屋に無料のミネラルウォーターが置いてある場合があります。
ただし、無料ではなく有料の場合もありますので、気をつけてください!
なかには、ペットボトル入りではなく、ガラス瓶入りの場合もあります!

ガス入りとガスなし

ガス入りの水は日本にも売っており、愛飲している方もいらっしゃると思います。  
ヨーロッパ等では、ガス入りの水が主流です。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアで買う時は注意が必要です。
また、レストランで水をオーダーする時も要注意です。
ガス入り」「ガスなし」を伝えましょう。

○参考○
ガス入りの水は英語で sparkling water 、soda water、water with gas など
ガスなしの水は英語でstill water 、 water without gas など    と言います

日本茶を飲みたい

海外に行くと、日本茶を飲みたくなることがあります。
韓国、中国、台湾、香港、タイなど東・東南アジアの国々では、緑茶や烏龍茶のペットボトル入りも売っていますが、アメリカやヨーロッパなどでは入手が困難です。
また、日本のホテルなら無料でいただける緑茶のティーバッグが部屋に置いてあったりしますが、海外にはありません。観光してホテルに戻り、ほっとひと息、温かい緑茶を飲みたい場合は、ティーバッグを持参しましょう。冷たい緑茶を飲みたい方は、水に溶ける粉末の緑茶を持参しましょう

粉末緑茶以外に、ペットボトルに対応した水出しの烏龍茶や麦茶ティーバッグもあります。

スポーツドリンク

 暑い時期に暑い地方へ行くときや、街中を歩いて散策する場合など、スポーツドリンクが欲しくなる時があります。また、熱中症対策の水分補給にも必須です。
大手メーカーのスポーツドリンクは、スーパーマーケットやコンビニでも売っていますので、現地調達は可能です。
気になる方は、粉末のスポーツドリンクを日本から持参し、ミネラルウォーターに溶かして飲みましょう。
スポーツドリンクだけでなく、熱中症対策に経口補水飲料の粉末タイプも持参すると良いでしょう。

お菓子

家族、友人、職場などへのバラマキ土産に最適なのが、お菓子。
もちろん、自分へのお土産や、旅行中に小腹が減った時のために、お菓子を買います。
帰国時の空港でも買うことができますが、何しろ「高い」です!
なので、旅の途中で、その街にある(滞在地にある)スーパーマーケットで買うのが品数も多く安いのでお勧めです。
一カ国滞在(一都市滞在)旅行の場合、買ったお土産をホテルチェックアウトまで部屋に置いておくことができますが、数カ国を周遊する場合は、移動するたびに持ち運ばなければなりません。
そのため、帰国する前日や前々日に買うと、持ち運ぶ時間(距離)も少なくて済みます。
ですが、「その国限定のお菓子」は隣国では買えないことがあります。
周遊旅行の場合は、なるべく荷物が少ないほうが楽ですので、よく考えて買うようにしましょう!

海外のスーパーマーケットへ行くと、見たことのないお菓子がたくさんあります。
東南アジアの国々では、日本で馴染みのあるお菓子(日本の企業のお菓子の海外版)を見かけることもあります。
海外で売られているお菓子の味(美味しさ)に当たりハズレがあるような気がします(今までの体験から…)。

そのため、旅行の日程に余裕がある場合、

[1]気になるお菓子を見つけたら、味見をするために1つ買ってみる。
[2]ホテルに戻って実際に食べてみる。時間がない場合は、お店を出てから、ベンチや公園などで試食。
[3]美味しかったものがあれば、必要な数量を購入。

 パッケージ(外袋)には1袋の内容量(グラム)の記載だけで、何個入っているかわからないものが多々あります。
1袋買えば、何個入っているのかもわかりますので、ばらまき土産として購入する場合は計算しやすいです。

<注意>
*海外で売っているお菓子は、日本に比べると個包装されているものが少ないです。
*キャンディ、チョコレート類は、暑さに弱いので、要注意です!

くだもの、野菜、総菜

海外旅行中にスーパーで野菜を買うことは、自炊する場合以外、まずないと思いますが、くだものやお惣菜を買うことがあると思います。
ホテルの部屋に持ち帰って食べるときのため、お箸、ナイフ、フォーク、スプーンなどを日本から持参すると便利です。
くだものや野菜類はお土産として日本に持ち帰らず、現地で食べて帰りましょう

見分ける

海外に行くと、当然ながら、日本では見かけないお菓子をたくさん売っています。
「よし!」と思って買ってみたら、全然違う国で作ったお菓子だった・・・ということがあります。特に、ヨーロッパでは隣国のお菓子が多かったりします。
そこで、「その国(滞在している国)で作られたお菓子かどうかを見分ける方法」を伝授します!

「Made in ○○」の表示を探す

パッケージ(外袋)に書いてある、「MADE IN ○○」を探す。
しかし、これ、意外と厄介だったりします。
日本で売っているお菓子と違い、パッケージには、その国の言語、英語、スペイン語、ドイツ語、アラビア語など・・・・いろいろな言語が印字してあります。
その文字の中で「MADE IN ○○」を見つけるのは大変です。
中には、「Product of ○○」、「Produced in ○○」 、「Produce of ○○」という表示もあります。

バーコードで見分ける

これ、簡単で、おススメです。
スーパーマーケットや売店などで売られている殆どの商品にバーコードが印字されています(量り売りの商品などを除く)。
しかも、「MADE IN ○○」のように、「どこだ?どこだ?」と探すことなく、見慣れたゼブラ模様のバーコードはすぐに見つけられます。
そのバーコードを見れば、どこの国のものなのか、一目でわかります

バーコードでどうやって見分けるの?

今では、殆どの商品についているバーコード。
細い線と黒い線が並んでいて、その下には数字が書いてあります。
スーパーやコンビニのレジで「ピッ!」と読み込むだけのような気がしますが、このバーコードには深い意味があります。
まず、ここでは、バーコードの見方を説明します。
バーコードには様々な種類があります。その説明は、ここでは省略します。

バーコードの仕組み

商品に印刷されているバーコード。
日本では「JANコード」と呼ばれており、商品の流通コード・商品の識別コードとしてJISにより規格化されています。
日本では「JAN」ですが、国際的には「EAN」、アメリカやカナダでは「UPC」と呼ばれています。

この「JANコード」、世界共通の仕組みになっています。

JANコードには、数字が13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプの2種類がありますが、どちらも作りは共通していて、13桁または8桁の数字の左から順に

「GS1事業者コード」「商品アイテムコード」「チェックデジット」

の番号(数字)が並びます。

標準タイプ(13桁)の場合
GS1事業者コード(9桁または7桁)
商品アイテムコード(3桁または5桁)
チェックデジット (1桁)
で構成されています。

短縮タイプ(8桁)の場合
国コード(2桁)
GS1事業者コード(4桁)
商品アイテムコード(1桁)
チェックデジット (1桁)
で構成されています。

この標準タイプ(13桁)のバーコードの「GS1事業者コード」のアタマから2文字または3文字が国名を示すコード(数字)になっています

短縮タイプ(8桁)の場合はアタマから2文字が「国コード」です。

「日本」の国コードは、「49」または「45」です。

 今、みなさんの身の回りにある商品に印刷されているバーコードをご覧ください。「49」または「45」で始まっていると思います。もし、海外で購入したもの、海外産のものが手元にあれば、あわせてご覧ください。「49」や「45」以外の数字で始まっています。

「801」は、イタリアです

「590」は、ポーランドです

この国を表す番号、ひとつの国に対して複数ある国もあります。
また、2桁ではなく3桁の国も多数あります。

〔例〕
45、49=日本
000 – 019・030 – 039・050 – 139 = アメリカ
770 – 771= コロンビア                 など。

  そのため、自分が訪問する国のバーコード国番号をあらかじめ覚えておくと役に立ちます!

主な国のバーコード国番号

主な国のバーコード国番号です。

国番号国名国番号国名
000 – 019・030 – 039・
050 – 139
アメリカ370 – 379フランス
380ブルガリア383スロベニア
385クロアチア387ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
389モンテネグロ400-440ドイツ
450-459、490-499日本460-469ロシア
471台湾476アゼルバイジャン
479スリランカ480フィリピン
482ウクライナ485アルメニア
486ジョージア489香港
500-509英国520-521ギリシア
530アルバニア539アイルランド
540-549ベルギー、ルクセンブルク560ポルトガル
569アイスランド570-579デンマーク
590ポーランド594ルーマニア
599ハンガリー600-601南アフリカ
611モロッコ616ケニア
619チュニジア622エジプト
623ブルネイ626イラン
627クウエート628サウジアラビア
629アラブ首長国連邦640-649フィンランド
690-699中国700-709ノルウェー
730-739スウェーデン746ドミニカ共和国
750メキシコ754-755カナダ
760-769スイス775ペルー
778-779アルゼンチン780チリ
789-790ブラジル800-839イタリア
840-849スペイン850キューバ
858スロバキア859チェコ
865モンゴル868-869トルコ
870-879オランダ880韓国
884カンボジア885タイ
888シンガポール890インド
893ベトナム899インドネシア
900-919オーストリア930-949オーストラリア
955マレーシア958マカオ

以上、海外へ行った時の買い物に役立つ情報でした!