燃油サーチャージとは

旅の雑学・豆知識

海外航空券や海外旅行の時に耳にする「燃油サーチャージ」という言葉。

この記事を読んでわかること
  • 燃油サーチャージとは何か
  • 燃油サーチャージは、いつ支払うのか
  • 燃油サーチャージは航空会社によって異なり、不要な航空会社もある

燃油サーチャージとは?

燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は、航空燃料費の変動に対応するため、航空会社が利用者に対し航空運賃に加えて請求する 変動性の追加料金のことです。通常の航空券運賃や空港諸税とは別にかかる費用です。燃油サーチャージを必要としない一部の航空会社も一部あります。

この燃油サーチャージは、航空燃料価格の不安定な変動に対応するため、通常の運賃とは別に表記されて徴収されます

通年決まった金額ではなく、定期的に見直しがされています

燃油サーチャージはどうやって決まる?

航空会社によって燃油サーチャージ算出の基準は異なります。

日本航空とANAは、シンガポール市場で取引されるケロシン価格 を指標として価格設定されます。
※ケロシンとは航空機燃料のこと

通常は、直近2か月のケロシン1バレルあたりのシンガポール市場平均価格(米ドル)に、同じ2か月の為替レート平均で円換算した価格によって適用額を確定します。

ただし、特例として、2026年は中東情勢悪化による原油価格の高騰があり、急激な価格変動に対応するための措置として、採用するケロシン価格の参照期間が変更されました。

日本発旅程はシンガポールケロシン市況価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が 6,000円を下回った場合 、燃油サーチャージの適用は廃止されます。

燃油サーチャージはいつ支払う?

燃油サーチャージは、航空運賃・料金、空港諸税に加えて、航空券の発券時に有効な燃油サーチャージを適用します。

2027年1月10日に搭乗する航空券の場合
2026年8月31日に発券した場合は、2026年8月31日に有効なサーチャージが適用
2026年9月1日に発券した場合は、2026年9月1日に有効なサーチャージが適用
となります。

例えば・・・
2027年1月10日に羽田からロンドン・ヒースロー空港へのJL41便に掛かる燃油サーチャージの場合、

2026年8月31日に発券(購入)した場合65,000円ですが、2026年9月1日に発券(購入)した場合50,000円となり、1日違いで15,000円の差があります。
特に情勢が大きく変わらない限り、2026年10月31日発券分までは50,000円ですが、2026年11月1日以降に発券する場合のサーチャージについては、現時点(2026年9月)では未定で、10月中旬に発表されます。

現状と同額なのか、高くなるのか、安くなるのかは、何とも言えません。

出発まで日数に余裕がある場合、航空券購入日が1日違うだけで、数千円単位でサーチャージが異なることがありますので、じっくり検討しましょう。ただし、サーチャージが下がることが告知され、その日まで待って購入しようとすると、希望する席がSOLD OUTになっていたり、安い運積での手配ができなくなっている場合もありますので、ご注意ください。

あくまでも、購入日(発券日)のサーチャージが適用されます。

なお、燃油サーチャージは、大人・小児・幼児ともに同額です。ただし、座席を使用されない2歳未満の幼児は燃油サーチャージの対象外です。また、JALやANAの特典航空券を利用する場合も同額のサーチャージが必要です。

航空会社によって異なる燃油サーチャージ

同じ区間でも航空会社によって燃油サーチャージは異なります。複数の航空会社が就航している目的地へ向かう場合、燃油サーチャージの安い航空会社を利用すれば、少しでも安く済みます。ただし、燃油サーチャージだけで比較するのではなく、燃油サーチャージを含めた航空券代金で比較する必要があります。

航空会社によって異なる燃油サーチャージの例<2026年9月現在・9月30日まで発券分>

①日本からアメリカ(本土)へ向かう場合

日本航空(JL)50,000円
全日空(NH)55,000円
アメリカン航空(AA)50,000円
デルタ航空(DL)55,000円
アラスカ航空(AS)50,000円
ユナイテッド航空(UA)55,000円
ZIPAIR(ZG)不要

②日本から韓国へ向かう場合

日本航空(JL)5,900円
全日空(NH)6,500円
大韓航空(KE)8,700円
アシアナ航空(OZ)8,700円
エアプサン(BX)8,200円
ジンエアー(LJ)9,000円
エアソウル(RS)8,600円
ティーウェイ(TW)8,800円
チェジュ航空(7C)8,700円
イースター航空(ZE)8,600円
ZIPAIR(ZG)不要

燃油サーチャージが不要な航空会社

燃油サーチャージが不要な航空会社もあります。

ZIPAIR、シンガポール航空、カタール航空、ニュージーランド航空、カンタス航空、ジェットスターグループ  など

少しでも安く渡航するには、燃油サーチャージが不要な航空会社を選ぶことも重要です

注意点

旅行会社が募集する海外旅行のツアーのパンフレットやWeb上に表示されている旅行代金には、燃油サーチャージや空港税が含まれていない場合が大半です。ツアー代金が30万円と表記してあるからといって、「30万円あれば大丈夫」というわけではありません。渡航先によっては、燃油サーチャージ(往復)や空港税などが別途数万円~十数万円必要になることがあります。

まとめ
  • 燃油サーチャージとは、航空会社が利用者に対し航空運賃に加えて請求する 変動性の追加料金のことで、定期的に見直されている(日本航空やANAでは2か月に1度見直されている)
  • 燃油サーチャージは、購入時に有効な金額を、航空券に加えて支払う必要がある
  • 航空会社によって、同一区間でもサーチャージが異なる場合がある
  • 燃油サーチャージを必要としない航空会社もある